弁護士法人龍馬設立のご報告

　２０１０年１月，弁護士法人龍馬（代表社員小此木清）を設立しました。
弁護士法人龍馬は，従前の「おこのぎ法律事務所」と，同年７月新規開設予定の「ぐんま法律事務所」の二つの法律事務所を運営します。
　今年は，NHK大河ドラマ「龍馬伝」が巷を席巻していますが，法人名「龍馬」は，むしろ将棋の駒「竜馬」を一つの由来にもしています。「斜めに何マスでも動け、縦横に1マス動ける。しかし，飛び越えることをしない。」その駒の動きは，縦横無尽でありながら，且つ着実であることを示します。そのような存在として当事務所は存在したいと思っています。

設立趣意
　法人名「龍馬」は，新規開設する「ぐんま法律事務所」が高齢者問題を解決するため　の要となる事務所になろうとの目標を持っています。
 高齢者問題は，相続・遺言・遺産分割・成年後見などに留まらず，高齢者の消費者被　害・虐待・離婚・リバースモーゲージなどの多様な法律問題を抱えております。さらに，介護・高齢者医療制度という社会的問題とともに「四つのお願い」としていかなる「死　に方」を選択するかなど，個人の生き方の問題を取り扱わなければなりません。
　弁護士法人龍馬は，高齢者問題を専門に取り扱う弁護士のみならず，成年後見に取り　組む社会福祉士や司法書士の方々，認知症を専門とする高齢者医療関係者並びに同施設　関係者の方々との連携協力の龍馬となる事務所です。
　それゆえ，高齢者問題は，継続的に業務を遂行する必要があり，法人化により達成す　ることができます。弁護士法人は，高齢者となられる皆様はもとより，養護される家族　の方々の幅広いご相談・要請に誠実に応えていく決意です。
二つの法律事務所の運営内容
  「おこのぎ法律事務所」では，従前通り，会社法務，住宅・消費者問題，などを専門として取り組み，新規開設する「ぐんま法律事務所」では，特に高齢者問題を専門に取り組んでいきます。

　問題は山積していますが，弁護士法人「龍馬」の名に負けないよう，笑顔で楽しく取り組んでいく所存ですので，従前にもまして皆様のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

弁護士法人化の理由
　依頼者の方に，遺言書を作成してもらっても，おこのぎが依頼者の方より先におさらばしてしまったら遺言執行業務が出来なくなります。そこで，弁護士法人化をするわけです。おこのぎの代わりに，法人に所属する他の弁護士が，あなたの弁護業務を継続することが出来るからです。

　また，依頼時には，あなたがしっかりしていても，弁護業務が必要なときには，子供　に帰っているわけです。つまり，財産管理が必要となったとき，後見や在宅介護をする　ための契約手続をするときに，事前におこのぎと契約をしても肝心要の時に，おこのぎ　が呆けていたら，せっかくの弁護活動も出来ません。弁護士法人龍馬には，星野も舟木　もおり，板橋もおります。誰かは生き残ってあなたの遺志を実行できます。
　
　2010年，弁護士法人「龍馬」をよろしくお願い申し上げます。