NPO法人 あかり: 2012年11月 Archives

受講者の感想 その4

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1,毎週土曜日に市民後見人養成講座に通い、良い意味で刺激を受けていました。

今月は17日のみの開催で、少し淋しく感じています。市民後見人について改めて考える時間を頂いたようで、自分なりにいろいろと考えるようになりました。

『被後見人』に対して、相手の立場になって考えた上でと思いながら、自分の価値観で判断してしまうのではないかという怖さがあります。自分がどれだけ周囲にアンテナをはり、気付くことができるか、そこが一番の課題になりそうです。

6回の講座で、「事案に対し、後見人の独断で処理するのではなく、多方面から検討することが大切」とありました。事案の大きさに関わらず、決断をする時は立ち止まる余裕も必要なのかもしれません。

「人財」活用のためのネットワークには、是非参加したいと思います。今後、仲間として活動をしていくためにも、横の繋がりが出来たらと考えます。現在の人数では、やはり難しいかもしれませんが、実践講座ではグループ単位で活動する機会もあってもいいのではないでしょうか?まずは、自分なりに出来る事から頑張りたいと思います。

 

 

 

 2,11月度は講座回数が少ないので、今まで学んだ事を学習してみました。テキスト内容が理解できる事、何度も繰り返し読み理解できたような内容もあります。それぞれの場面に遭遇した場合、自分は適切な対応(判断)ができるかどうか心配であります。民生委員活動に於いて、いろいろな状況に遭遇し、いままで学んだ事や自分自身が以前から思っていた事を段階的に表現し、行動を図ってきましたが、最も大切な事は突然の質問に対し、全て回答する必要はないと言う事を痛切に切感じました。その事に関しては、わかりませんので確認し、後日報告致しますと言う言葉が最も大事であると思います。再度による質問者及び質問者近辺の調査を行い、そして、関係機関と相談し行動を図る事が当事業に最も大切であると思いました。

 今後の自分自身の言動としては、人の気をひくような事は言わず、誠実さ、謙虚さ、正直であることに心がけ誰からも後ろ指をさされない人間(当たり前の事が普通にできる人)になりたいと思います。

 

 

 

  3,講義の内容が具体的になるにつれ、「12人の成年後見人」を拝読するにつれ、成年後見人の職務の困難さがひしひしと伝わってきます。そのような中、1年間は弁護士が共に行う等弁護士法人龍馬の積極的な支援をいただくとのことやネットワークを形成するとのことをお聞きして、心強く思っている人も多いと思います。

  第4回の清水先生の講義の中で、[後見は被後見人の死亡によって終了する]としながらも、葬式や納骨まで執り行っていますが、身寄りのない被後見人が亡くなった場合、後見人の職務の範囲はどこまでなのか疑問を感じました。死亡届については、戸籍法87条第2項により、後見人等も届出ができるようですが、葬儀、医療費等の支払い、財産の保全等は、後見人の職務として、私は、積極に解することが日本人の美学であると考えます。

 

 

 

4,

前半・後半とも、先生方の体験談は、とても衝撃的でした。障がい者への理解、認識、差別、拘束、虐待。自分自身が障がい者と直面した時に、どう感じるのか?どう対応するか?すんなりと受け入れることができるのか?障がいのない人と同じように接することができるのか?そう考えること自体が差別になってしまわないのか?・・・・とてもとても考えさせられました。

 前半の講義では、投薬治療で症状が改善されていくこと、「障がい者」とひとくくりにせず、個々の人を見ていくこと、ゆっくりではあるけれど確実に成長していること等々を知ることができ、後半の講義では、虐待が日常的に行われいるであろうことを再認識し、「虐待」が障がい者に、どれだけ大きな心の傷を負わせているのかを想像すると、とてもつらい。

大切なのは、お互いの理解と信頼、しかもあせらずにじっくりとこれらを築き上げていくことなのかなと思いました。

 

 

5,1.今回はまず、障害者の割合が、「人口の6%20人に1人」という数字に驚きました!が、精神障害も含めるということであれば、隣の55歳のご長男はもう何十年も引きこもり、道向こうの47歳のお嬢さんも20年引きこもり、  以前勤務していた会社でも・・・、A課長59歳でうつ病の診断。B所長39歳は奥様の実家が家庭不和で奥様が九州の実家にちょくちょく帰省しているうちに奥様がうつ病に、B所長も心臓を患い、中々治らない自分の体と妻の事で自分もうつ病に・・・。以前うちの会社で仕事をしていたC君は、父親の借金を背負い込み、お母さんはうつ病で夜中に幻覚を見て騒ぎ出す・・・。本人も、見たこともない法螺を言い出すようになり病院に・・・。

 そう振り返ると納得できる数値というより実際の割合は、潜在的に気づかれていないケースも含めればもっとはるか高い数値になるのではと思いました・・・。子供達の学校などでも知的障害と違い発達障害の子供などは,周囲は変調に気づいていても親が認めたがらないという理由から,普通の児童と同じ環境で過ごしかえってその児童にも可哀想な結果になっている事例を  時々聞きます・・・。どんな環境で、どんな生活をするのか・・・。本人はもちろんですが、周囲の考え方や対応により結果は全然違った事になると思い,  後見人の仕事においても何が本人の意思なのかは本当に難しい事なのだと改めて感じました。  

2.障害者の方々への虐待事例を聞かせて頂き、資産搾取などの経済的虐待だけでなく肉体的な虐待などもかなりあり,暴力だけでなく心理的や性的などと

弱者が様々な危険に曝されている事実を教えて頂き周囲の人が、色々に気を配って配慮していないといけないと改めて感じました!

 ただ「法を整備したからもう大丈夫」ではないと思いますし,そんな法律をわざわざ作らなくても,安心して皆が過せるような社会にならねばと思うことはあまりにも若すぎる考えなのでしょうか・・・。

 

受講生の感想 その3

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1・基礎研修の5回に参加いたしました。1回目から講師の方から市民後見の人の適正について、様々な問題を被後見人の方の立場にたって、柔軟に対応出来る事が必要であり、それが出来る人材が、求められているとの話がありました。

講座の内容も4回、5回目に後見人の実際の体験したお話があり確かに、様々な問題があり、それは、決まった答えが有るわけではないことが、よく伝わってきました。

後見人の仕事は、被後見人のために、よりベターな方法を考えて行く事ではないのかと、今は思っております。

 

 

 

2 ・第2回目の自己紹介で、介護関係の職に携わっている方が多く、すでに専門知識がないと難しいのではないかと心配していました。

私自身、家族としての実体験はある程度あるものの、介護にかかわる仕事ではありません。

しかし第5回目の講座で、相手の立場に立って、いかにその方の気持ちを大切にして対応できるかが必要だと再認識できました。

専門的なことに対応できる方々が後ろに控えていてくださるので安心です。

もちろんこれからも、この講座を通してたくさんのことを学ばせていただきたいと思います。

 

 

 

3 ・毎週の講座、大変興味深く受講しています。

法律や福祉の知識がゼロの状態では後見人は難しいな、と思うのが正直なところです。

しかし、先生方が仰る「気付く事」そしてそれを「問題」とみて「報告、相談する事」は知識のない私にでもできる事だと思いました。

遅れを取らずについて行くのに必死ですが、人と人とのつながりが一番大切だ、という事を忘れずに、積極的に前向きに受講していきたいと思います。

 

 

 

4 ・「高崎市による」市民後見人養成事業並びにその後の支援、監督体制とそれを受託された「あかり」のネットワークのこれからのお話を聴き、「一応市民に声を掛けて勉強の機会は与えました」的な玉村のような失敗事例のように(玉村もそんな想いではなかったとは思いますが)通り一遍の施策ではなく、「超高齢化社会をどうやって皆が安心して幸せに暮らしてゆけるか」を市民の問題として真剣に捉え、本気で市民後見人制度を定着させる、根付かせようとしている関係者の皆様の本気度を感じると共に、ここで学ばさせて頂いている自分も生半可な想いではこの仕事は受けられないと更に自分は何で貢献出来るのかを考えなければと背筋が伸びました。

  また、他自治体でもまだ取り組みが少ない中での走りながら取り組む「開拓精神」も失敗を恐れて前例を気にしながら仕事を進める所謂「官僚」的ではなく凄い取り組みなのだという事が改めて認識できそんな高崎に暮らしている事を誇りに思いました。

 

受任に関して、

可能事案や不適切事案とか基準があっても人の長い人生の終末をご一緒させて頂くわけですから,何が起こるか判らないのがこの任務なのだろうなあと想像してしまいました。

  確定申告の代理人ではなく「納税者本人と同義」との説明には,その責務の重さに唖然としてしまいました。

毎回、後見人制度の素晴らしい制度なのだけれども,運用次第では、或いは人選次第ではとんでもない制度にもなりかねないとの思いを強くし、「果たして自分はどうなんだい?」と自問する日々です・・・。

一人では本当に重圧で潰されてしまいかねないですね。だからこそ高崎のように様々なプロによるチームのサポートが必要なのですね。よく理解できました。

 

 

 

5・ 小此木先生に、講義の最後の方で話していただいた、市民後見人バンク登録者になれなかった人財の活用が可能であることを知り、万が一、選ばれなくても、高齢者の役に立てる道が残されているのは、うれしく思いました。

また、後見人には、税務申告等の業務もあることがわかりました。毎回毎回、発見の連続です。まだまだ、勉強しなければならないこと、知らなければならない事がたくさんあるようです。

 

 

 

6・ 第4回,第5回と,事例を交えた講習でとても分かりやすかったです。やはり後見人には幅広い知識が必要であり、また色々な角度からの視点・気づきが大切なんだと改めて感じました。

母が入院し、何から手をつけてよいのか不安ばかりの毎日でした。とにかく情報が欲しい、勉強しなければという思いで毎週通っています。また、誰かに話を聞いて欲しいと思うこともあるので、家族にも耳を傾けてくれる後見人がいて欲しいし、そういう後見人になれるように日頃から心がけたいと思います。

高崎市は高齢者福祉にも前向きに取り組んでいることも知りました。私が勉強したことを家族や地域の皆さんのために少しでもいかせたらと思います。

 

 

 

7 ・ 基礎研修の第6回が終了し、初めてメールをさせていただきます。

 オリエンテーション以来、本養成講座の進め方に一部疑問を抱きつつ受講してまいりました。 福祉関係業務を職業とする自分にとって、以前から成年後見制度に興味を抱き、県社協 主催のセミナーには毎年参加するとともに、玉村町の市民後見人のセミナーにも参加しなが ら地元での養成を期待してまいりました。上毛新聞で高崎市で市民後見人養成講座が開催されることを知り、広報掲載を心待ちにし喜び勇んで応募しました。

  先が見通せない中で、毎週2時間受講してきましたが、第2回終了時にケーススタディとし て宿題をいただいてから、勉強が地に足が着いて来たという実感が湧きました。

  また、第4回でのデジタル紙芝居は、市民後見人の業務を理解するのに大変役立つと ともに、感銘を受けました。さらに第6回の小此木先生の講義では養成講座を受託した責任者としての覚悟と市民後見人を地域に浸透させるという使命感を感じました。またその為のサポート体制を構築されており、これまでの不安感を払拭することができました。

  まだ基礎研修の折り返し点ですが、後半の講義が楽しみなってまいりました。期待される市民後見人を目指して頑張ります

 

 

 

8・ 市民後見業務ケーススタディの課題は,難しい点もありましたが,私なりに考えました。解説を読んで,後見制度の奥深さに圧倒されました。また基本理念,「愚行権」「被後見人の保護」などについて教えていただき,自身の価値観を押しつけず,「声なき声」を聞くことが大切と理解しました。

小此木先生の「介護福祉経営士テキスト」の序論に「手紙~親愛なる子供たちへ」の歌詞が抜粋されています。実際に超高齢の親を介護しているいる今は,ずっしりと胸に響きます。この詩に書かれた「老いの哲学」に泣けてくるのです。まさにキーワードは「高齢者の尊厳」そのものだと思います。また,デジタル紙芝居で見せていただいた,後年人の仕事の様子も大変参考になりました。思わず「12人の成年後見人」を予約してしまいました。

 

 

 

9・  実は本人は、財産管理・身上監護とともに死後の事務をして欲しいと云うのが本音だと思っておりますので。

 

 

 

10・ 私は、以前に申し上げました通り微力ではありますが人を支えられるような仕事をすること

によって、お世話になった方々に恩返しをすることができると考えております。従いまして、結果

後見人として選ばれなかったとしましても、本講座で学びました知識と今迄の経験を活かして

地域に貢献してまいりたいと思っております。

 もし、(a)ネットワークへの参加及び(b)法人後見支援員としての登録を許可頂けるもので

あれば是非とも参加させて頂きたくお願いします。

 法人後見は、独立して市民後見人を行うよりも本人に対する後見業務を継続的に行う

事ができ、また組織として管理監督出来ますので、本人にとっては良い事だと考えます。

後見人が病気、死亡により後見業務が出来なくなった場合に空白が出来ず即代わりの後見人が

対応出来ると云う大きな利点があると思います。

 成年後見人に求められる知識は、専門的知識までは求められないが、法律・福祉・年金・

金融等幅広い知識と実務対応力、そして福祉関係者等とのコミュニケーション力が必要だと

考えております。これらは確かに一人では遂行出来ません。其々の強みを持った人々と連携できれば、

大きな力となります。

 本講座が進むに従って成年後見人と云う仕事は大変厳しく責任の重い仕事であると

云う事が分かってまいりました。もし上記(a),(b)に参加出来なくとも、本講座終了後、

出来得るならばこの大きなネットワークを活用させて頂き、地域で貢献してまいりたいと

考えております。

 

 

 

11・ 本事業のサポート体制が示され,流れがよく見えてきました。この事業はNPO法人あかりと弁護士法人龍馬の,ゆるぎないバックアップ体制のもとになりたっていることがわかり,大変心強く思っております。本事業を成功させるためには,高崎市からNPO法人あかりが品川区などの先進地域と同様に,十分な支援を受けることができるかどうかが,重要なポイントであると理解しました。私はここで改めて,本講座を開設するに当たり,市の福祉部長さんがお話しされたことを思い出しました。福祉部長さんのご尽力により,本講座が異例の早さで発進できたということです。また,レポートを提出して選ばれた私たち50名の受講生を「高崎市民の財産」であると言われました。私はこの言葉に励まされ,勇気づけられて,全国でもまれな取り組みに自分が関われたことに喜びを感じるとともに,ぜひとも本事業を成功させるお手伝いがしたいと強く思いました。本事業を先進地域にも負けないようなモデルケースとして発展させるためにも,引き続き市のご支援を期待しております。

今回はa,基礎講座修了者のネットワークへの参加 b,実践講座終了者を対象とした法人後見支援員としての登録といった,本講座を受講した「人財」の活用法が小此木先生より投げかけられました。私はこの提案に大賛成です。本講座を通して培った高い意識と様々な知識を,机上の空論とはしたくありません。小此木先生がブログに書かれているように,チーム後見のメンバーであるという自覚を持って,講座を修了した後にも熱い志を忘れず,地域社会の皆様のお役に立たせていただきたいと考えております。

 

 

 

12・ 第6回を受講して、市民後見人は様々な体制でサポートされていくのだ、ということがよくわかりました。
NPO
法人あかりの支援の後は高崎市が支援予定とのこと。常に相談できる窓口があるというのは安心して活動できると思います。
ただ、これだけの体制が整いはじめているのに反して、世間の認識が低すぎると思います。
なにより、この講座を受講する前の私は「後見人」という言葉自体知りませんでした。
また、私の親や親類、周りの友人等に聞いてみたところ、残念なことに知っている人はいませんでした。活動内容を説明すると、財産管理を他人に任せるのは不安、という声が圧倒的に多かったです。
活動する体制は整っている、しかしニーズは本当にあるのだろうか、と考えてしまいました。
6
回の講座を受講し、後見人についての知識を身につけた今、私にできることは「後見人」という人がいるということを知ってもらい、少しでも興味をもってもらえるよう、周囲の人に話していくこと。

私が学生の頃には「ヘルパー」や「介護士」といった名称を聞くことはほとんどありませんでした。しかし今はすっかり浸透し、知らない人の方が少ないのではないでしょうか。「後見人」も「ヘルパー」や「介護士」と同じように早く周知される日がくるように、今できることをしていきたいと思います。

 

 

 

13・ 第6回の講義を受け、市民後見人としての活動や考え方について具体的に理解できました。

そして、ますます興味が湧き意欲が出ました。

引き続き今後の講義に期待します。

 

 

 

14・ 先日の講義の際、小此木先生より, 市民後見人養成基礎講座を受講後のネットワーク化について

 意見を聞かせて欲しいとのお話がありました。 この件については、是非ネットワーク化して頂き,市民後見人として登録不可であっても, 困難事例に直面した際、多方面からの参考意見として情報収集してはどうかと思います。 勿論、個人情報等の観点から希望者のみでも良いのではと思われます。

 

   追伸

   1013日開催時、清水敏晶先生の お勧めである本「12人の後見人」を早速購入し、興味深く拝読させて頂いております。

  

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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