ユーザー (#2)2010年3月 Archives

リタイアを考える頃

|
 
  いつ,リタイアをしてもいいように準備をはじめよう。自分にとってリタイアは,新たな人生の出発点でもある。
 実を言えば,法人化も高齢者業務の開始準備であるともに,リタイアのための準備の一端でもあった。個人を消すことだからである。事務所の若手弁護士も成長著しい。高齢者社会の弊害にならないよう,若手の行く道を塞ぐことだけはいたすまい。もちろん,自分が新たなおもしろいことをやりたいがためである。
 有言不実行でやり残しがある。本をつくりたいのである。
 ところが,お題が決まらない。ただ,つくりたいだけで書く内容がまとまらない。弁護士として,多くの事件をこなし,経験し感じてきたことを書き残したい。法律の説明ではなく,手段としての法律を駆使した中で,その人の生き方・感じ方を表現したい。
 ということで,自分の頭の中は,曖昧な混沌状況(カオス)に留まっている。
 つまり,本をつくろうとする時が,自分のリタイアの時である。
  「新書で1万部売ろう」なんて,少しぐらい考えようかな。

本日,パリッシュ出版(株)から表題の取材を受けた。

当事務所の特徴とすれば,次の処理手順であろう。

すなわち,当事務所では,中小企業のリスクマネージメントについて,メールのやりとりで対応している。

そのメリットは,債権回収等で迅速性が要求される一方,契約書検査等では事後確認可能な回答が得られるからである。

口頭での回答だけでは,担当者の咀嚼を経るため,弁護士の意見のニュアンスまで伝わりにくい。

そこで,メール書面による回答後,あらためて電話で確認している。

また,複雑案件では,面接相談による。その際,秘書による相談内容を記録・ペーパー化し,再確認できる体制をとっている。

これらの手法が,当事務所の誇る?中小企業対応弁護業務である。

「人への投資」

|

 株式投資をしている自分。気分転換だから,適度な株投資も必要。ただ,投資するなら「人への投資」をすべきだ。

 株より人に投資してその人に期待することのほうが楽しいし,発展性がある。最初から稼いでもらうことは無理だけど,数年後には独り立ちしているはずだ。ましてや,若い人と一緒に仕事をすることは楽しい。

 若い人が経験未熟で失敗して嘆いている。それも自分が過去通った道であり,対処法もわかっている。自分の経験を生かせる。経験は自分の財産ゆえ,朽ち果てる前に生かせることができることがたいへんうれしいからである。

 ところで,今自分は箱物(弁護士法人龍馬ぐんま法律事務所)をつくっている。でも,箱からは何も生み出さない。建築費どころか維持管理費がかなりかかる。箱を使いこなす人が必要だ。

 だから,私は「人への投資」をしよう。社会では,就職難これに極まりの状況にある。今手を挙げれば,優秀でなくとも私と波長が合う人がみつかるだろう。弁護士法人龍馬ぐんま法律事務所にも,明るい未来がありそうだ。