2014年8月 Archives

 先日,東京プリンスホテルで開催された下村大臣の後援会である博友会に出席してきた。

 毎回盛況の博友会であるが,今回は,時の人である新浪剛史氏の講演ということで,大盛況であった。
 言わずと知れた(株)ローソン現会長・次期サントリーホールディングス(株)社長である新浪氏の講演は刺激的であった。

 世界を股にかけて活躍されている御人,さすがである。器が大きい。

 経験に裏打ちされた説得力のある言葉には納得することが多かった。

 トップの「気」により,国も企業も変わる。変えられるのである。

 私もまだまだ老け込んではいられない。弁護士法人龍馬も,世の中を変えられるよう,「気」を与えていかねばならない。

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弁護士小此木,板橋

弁護士法人龍馬HP http://www.houjinryouma.jp/



弁護士板橋です。

弁護士法人龍馬は,日頃より県内各地のケアマネージャーの方々と連携を取りながら高齢者問題に対応しております。そのような関係があることから,今回,一般社団法人群馬県介護支援専門員協会主催の「ケアマネジメント群馬フォーラムXI in伊香保」へ参加して参りました(弁護士法人龍馬は,広告掲載によりフォーラムに協力させていただいております)。

 

午前中は,医療法人社団富家会富家病院理事長富家隆樹院長よりケアマネージャーに向けた「頑張れ,ケアマネ ~明るい気持ちになろう,ライジングサン~」と題した教育講演がありました。

富家先生は,本大会長の内田病院田中志子先生の同窓生であり,とても魅力的な先生でした。バイタリティに溢れた先生で,全国各地で評判のケアを自らの取り入れようとする姿が素晴らしかったです。

また,ナラティブホスピタルの取り組み,特別養護老人ホーム大井苑の介護甲子園での最優秀賞受賞と,高齢者の為の目線での取り組みが結果を出していることは流石です。


午後は,8つの分科会において,事例検討等が行われました。

私は,第1分科会に参加させていただきました。事例検討の方法はいくつもありますが,目的は共通です。ご本人の現状を把握し,問題点にどのように対応し,ご本人にとって快適な生活を送ることが出来るようになるかです。目的を達成するためには,医療・介護・行政・地域・家族等のネットワーク構築,関わる方々のそれぞれの専門分野の能力アップは必須です。

 事例検討会に参加させていただいて何時も気になるのは,ケアマネさんが専門外の問題を抱え込みすぎてしまい,対応しきれなくなる。真面目なケアマネさん程その傾向が強いと感じております。

 また,多くの事例で,金銭管理の問題,借金問題,認知症等により判断能力の問題,権利・契約関係の問題等が明らかとなります。これらについては,弁護士等の法律家の専門分野になります。事例検討会に法律家が関与していないとこれらの点についての解決指針は出てきません。


介護・福祉分野には法的視点が欠けております。それは,法的視点をアドバイスする人材がいないからです。これは大変不幸なことです。

今回のフォーラムに参加していた弁護士は私だけでした。私は常日頃から,我々弁護士の方から積極的に介護・福祉分野に関わりを持つべき,と考えております。この様な考え方は弁護士業界では少数派でしょう。

 弁護士は,法的サービスが必要とされている分野へ適切なアプローチをしていかねばなりません。その為には,福祉制度に精通し,現場の状況を知る弁護士を育てることも必要でしょう。

 課題は色々ありますが,一つ一つ解決していけばより良くなっていくことは明らかです。福祉業界の皆さん,弁護士業界の皆さん,協力してより良い未来を作り出しましょう。


ケアマネジメント群馬フォーラム詳細

ikaho.pdf


弁護士との連携をお考えの福祉関係者の皆様,是非,弁護士法人龍馬(電話:027-372-9119)へご連絡をください。
相互に協力して高齢者の抱える問題の解決に取り組みましょう

弁護士法人龍馬HP http://www.houjinryouma.jp/

 弁護士の金井健です。

 ロンドンへ行って驚いたことは,生活する人の人種の多様さです。ヨーロッパ系・アフリカ系は勿論ですが,アジア系,アラブ系の方もたくさんいます。私は,イギリスに対して移民の国というイメージを持っていなかったので,とても驚きました。

 帰国して調べてみると,イギリスの外国人比率は,7.7%で,日本が1.6%であるのと比べると圧倒的に多いです。

 近年,日本も高齢社会の進行により,労働力の不足を補うために移民を積極的に受け入れようとする動きがあります。しかしながら,そもそも在留資格などの法制度を再検討する必要もさることながら,それ以前に,日本は,歴史上身の回りに“多くの外国籍の人がいる”という状態に慣れておらず,差別や外国人に対する人権意識が低いことが気になるところです。

 例えば,非正規滞在外国人などを収容する入管収容所での処遇について,イギリスでは医療や司法へのアクセスも高いとの報告(例えば,「イングランドの入管収容施設及び制度の現状と課題」研究会の報告)がある一方で,日本では今年3月28日,30日と立て続けに起こった東日本入国管理センター内での収容者の死亡事件について,医療アクセスの劣悪な環境の問題が指摘されています。これを受けて東京弁護士会,横浜弁護士会,群馬弁護士会などが相次いで会長声明を発表していますhttp://www.toben.or.jp/message/seimei/2-1.html

 また,移民の受入れに積極的になれば,必ず“差別問題”が生じます。イギリスでは人種の多様さからか,“差別”に対する感度はとても高いようでした。実際,イギリスにおける雇用問題の特徴として,差別を理由とする不当解雇が一つの大きな紛争類型となっています。他方,日本では,いわゆる外国人研修生・技能実習生問題など“特に酷い”と思われる氷山の一角のみが裁判上問題になっているに過ぎないような印象です。

 

 さてさて,イギリスにいて移民の国を感じるのが多国籍なお料理屋さんです。イギリス料理(フィッシュ&チップスとエールビール写真参照)は美味しくないなどとも言われますが,今は,中華料理はもちろんですが,インド料理,ギリシャ料理,メキシコ料理など様々な料理が味わえるので飽きません(ただし,物価はお高いです)。

 日本料理もあります。ただし,とても日本人が食べたら満足できない日本料理風と表現した方が正確なお店もありました。そのようなお店が,日本料理屋としてチェーン店としてイギリスで広まっているようです。確かに,日本料理がイギリスで独自の発展を遂げる可能性はありうることだとしても,正しい“和食文化”を正確に伝え,どのように守っていくのか(法という手段もあるのか)というのも課題なのでしょうね。

そのようなことを考えながら,“高速”回転寿司のお店で,ちょっぴりお高いカリフォルニアロールのお鮨を頂くのでした。

まさに,“伝統とグローバルの間”の味(笑)

 

続く

 

弁護士 金 井   健

 

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