桐生版 見える事例検討会(桐生見え検)

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 弁護士板橋です。

 先日,群馬弁護士会高齢者障害者支援センターの委員として,「桐生見え検」(http://kiryumieken.web.fc2.com/)に参加させていただきました。
 「桐生見え検」とは,対応困難な認知症高齢者の問題事例について,具体的な問題点を多職種(医師,看護師,介護士,ケアマネ,地域包括職員,司法書士,薬剤師等々)で共有し,適切な対応策を協議していくことを目的とされております。

 当日の検討事例は,とある一人暮らしの高齢者(女性)が抱える問題点,具体的には,収入の問題,ご家族との問題,病気の問題,身体的問題等々につき,当該高齢者の情報を共有しつつ,多職種の方々が,様々な観点から,問題解決の糸口を探していくものでした。
 生活保護申請のポイント,ご家族への対応方法,医師や看護師からの日常生活に関するアドバイスや危険性の指摘,関係機関の活用方法等,実に具体的かつ実践的な検討がなされておりました。
 高齢者の抱える問題の多さ,対応されている関係者の活躍・苦悩を間近で見聞できて大変有意義な時間を過ごすことができました。
 弁護士の立場で参加して,高齢者を取り巻く問題点の中には,施設やサービスの契約の問題,行政への申請・協議の問題,親族間の扶養義務や相続の問題,隣人とのトラブルの問題,借金整理の問題,成年後見制度の活用の問題等,法律的な予防や解決が必要であることを感じました。その為には,当該高齢者を支えている関係者の方々との連携や,弁護士へのアクセスの問題が課題であるとも感じました。
 

 弁護士法人龍馬では,福祉関係者からのご相談をお受けする機会が増えております。
 弁護士法人龍馬をご活用していただけることで,弁護士へのアクセスを解消できるよう,がんばろうと決意しました。

弁護士 板橋 俊幸
弁護士法人龍馬HP:
http://www.houjinryouma.jp/

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