明るい高齢社会へ向けて
御存知の方もいらっしゃると思いますが,厚生労働省老健局高齢者支援課では,「認知症サポーター100万人キャラバン」(http://www.caravanmate.com/)というキャンペーンを行っております。
その一環として,高崎市では市内各地で,「認知症サポーター養成講座」を開講しています。 受講した方には,「認知症サポーター」となり,オレンジリングが渡されます。認知症サポーターとは,認知症を正しく理解し,偏見を持たずに,認知症の方,そのご家族を温かく見守る応援者をいいます。特別なことをする者ではありません。
高崎市には、平成22年12月現在で1万3000人以上の認知症サポーターがいるそうです。そして,私も認知症サポーターの1人です。オレンジリング持っています。
現在,認知症患者は全国で220万人を超えるといわれております。2015年には約250万人,2035年には約337万人と予想されております。現代の日本は,5人に1人が高齢者(65歳以上)です。皆さんの誰もが高齢者となります。どんなに気を付けていても,認知症に罹患してしまう可能性を有しているのです。
現在,待ったなしで高齢化が進んでおり,認知症患者の介護のみならず,介護現場全般で,あらゆる支援が必要となっております。身上看護のみならず,財産の管理や施設との契約などの日常的に身近な法律問題も生じてきます。
したがいまして,高齢者,認知症患者等の権利擁護のためには,家族,行政機関,医療関係者,介護関係者の協力のみならず,弁護士などによる法的支援も重要になります。弁護士法人龍馬は,介護に携わる全ての方々を応援いたします。
認知症や介護の話になると,とかく暗い話になりがちですが,年を取れば皆が歩む道ですので,社会全体で力を合わせ,明るく楽しい人生を歩んでいきましょう。
弁護士 板橋 俊幸
弁護士法人龍馬のHP:http://www.houjinryouma.jp/