借地借家トラブル解決
最近,借地借家のトラブルが多いと感じています。
以下はその例です。
~家主さんからの相談~
例1 「借家人が1年以上にわたって家賃を滞納しています。契約を解約し,退去してもらいたいのですがどうすればよいでしょうか。」
大まかには,交渉→訴訟→明渡執行という流れになると思いますが,交渉によって解決することが時間的・費用的に考えれば最善です。もっとも,専門家でないと最終的に訴訟・執行という手段が執れないため,交渉しても明渡してくれない状況です。そこで,弁護士が賃貸人の方の代わりに交渉することで解決を図ります。
~借家人の方からの相談~
例2 「家を借りていましたが,突然,解約通知が来ました。すぐに転居先が見つかるわけではありません。どうしたらよいですか。」
何の理由もなく突然解約をすることはできません。そもそも転居しなければならなくなるのか判断・交渉する必要がありますし,あるいは明渡しに際して立退料の支払を求める交渉を行うことも可能です。
例3 「借家を引き渡したら,畳の張り換え費用など膨大な見積書が送られてきました。」
借家などを引き渡したときに生じる原状回復費用に関する紛争は,近年急増しています。原状回復費用には判例などにより構築された一定の基準があります。一定の客観的な基準にしたがった解決が可能です。
弁護士 金井 健
弁護士法人龍馬のHP:http://www.houjinryouma.jp/