気づかされたこと…「悪意ある人とはつきあわない」
一説によると,社会には社会的適応の不全なタイプが10%くらい存在するという。他人への嫉み,妬みを心の底に持つ人は数多い。人間は,決して理性的な存在ではない。自己管理ができない人は人の助言も受け入れない。(矢部正秋著『弁護士の仕事術・論理術』より)
このような人生訓がもっともだと感じる年頃となった。30代では,親切かつ善意に接することで,わかりあえると考えていた。50代となり,他人への恨み,つらみ,嫉妬,羨望,猜疑心などが,人の感情に深く根付いていることに否が応でも気づかされる。
性善説でなく,性悪説にたって,弁護士として行動する術を身につけるべきだ,との主張に共感する。
弁護士の仕事は,人生訓を根底として法律を駆使することで,人との紛争を解決すべきということである。