世の中は不動産を知らない?
弁護士は,不動産知識が必須の実務家であるが,弁護士とはいえ,本当に使える不動産の実務知識を有しているとはいえない。
確かに,本当に使える不動産の実務知識を有している人は,不動産業務従事者に限られると言って過言ではなさそうである。
目下,自分が宅建講習の講師準備をしている途上,上記感想を抱かざるを得ない。悲しいかな,自分の今までの不動産知識は,書面上の知識に過ぎなかったかもしれない。
今般,宅建講習講師をすることで本当に使える不動産の実務知識を取得できたと思えるのである。町の中の「建築計画のお知らせ」看板をみるにつけ,知識を反芻する自分を思わず微笑ましく感じる。
高崎市は,マンションやホテル建設のラッシュである。アパホテルの耐震偽装問題や東横インの建築基準法違反問題のマスコミ報道も,高崎市内で次々と建設されてきたので,身近な問題として現場を確認している今日この頃である。